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スタジオでのファッション撮影や大勢のスタッフと
機材を積み込んだロケバスでスポットを回るシューティングとも違い、
ストリートを舞台に筋書きなしで進んでいくフィジカルな撮影が新鮮だ。
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コンビニでビールを買い足しながら、
寄り道を繰り返して東京のど真ん中を歩いていくと、
普段は目に留まらない壁や階段が新鮮な遊び場に見えてくる。
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乃木坂の駅を下るコンクリートの階段、246のトンネル、
麻布の地下駐車場へ下るゆるやかにカーブした壁、青山霊園裏の雑居ビルの屋上…。
電柱を登り、塀の上を歩き、階段を駆け下り、ビルに潜り込み、
気になるスポットがあればフリスビーをスロー&キャッチしながらあても無く進む。
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その場所の壁の質感や、カーブの具合を何度も確かめながら
感覚を掴んでいく様子は、まるで街とセッションしているみたいだった。
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ジャズミュージシャンによるインプロビゼーションさながらのジャムスタイルで、SPIN COLLECTIF TOKYOとのフォトセッションは進んでいく。
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待ち合わせ場所に指定された青山の某施設。駐車は禁止されているが、フリスビー禁止と書かれてはいない。
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アラケンは円形の壁=フリスビースポットを探していつも東京中をうろついているらしい。
(「TOKYO FRISBEE PARK」というプロジェクト)
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タカシはもう11月だというのにハーフパンツで現れた。この後セッションが盛り上がり深夜まで過ごすことになるとは考えていなかったのだろう。