青山でのセッションを終えると、次は六本木にあるスポットに向かおうということになった。
もちろん電車は使わない。交通手段は徒歩がいい。
まだ見ぬスポットを探しながら、寄り道して進むのが彼らのスタイルだ。
乃木坂の駅を通りがかったときに、地下のトンネルに続く立体的な階段を見て彼らのセンサーが働いた。
きっと2人の目からは、僕たちとは違ったレイヤーで”フリスビーパーク”としての東京が見えているのだろう。
次は階段の下を通る乃木坂トンネルに場所を移す。
次々と走る車の間をぬって、フリスビーが飛び交う。
今日3本目のビールを買い足して、再び六本木方面に向かう。
道すがら、タカシが何かを見つけて立ち止まった。